Collaboration " prasthana "

 

 


zip knee tuck trouser for C THE C - prasthana

color: BLACK
price: ¥49,500 (in tax)
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<<Product Story>>

発売から随分経過しての公開で申し訳御座いません。
今回はC THE Cのスタートより、お世話になっていますprasthanaへ別注依頼したトラウザーの話です。

 


アイテムはこちら。
センタージップのトラウザーです。
特注の超長エクセラ。笑


この手のディテールは本来、空軍やスキーウェアのファイナルウェアとしてのレイヤードの機能でして、所謂かなり着込んだ状態や、フィールドブーツの上からでも履ける事を想定した原始的なディテールです。


ただ、それを2000年代初期にモードの分野に昇華された事は有名な話では御座いまして、それに影響されたジャパンブランドも数知れず。



踏襲や影響という話では御座いませんが、
本来あるべき形と違った視点で解釈されたディテールの1つであるというファッションの醍醐味と服装史の一つです。


話がかなり脱線しましたが、
今回はprasthnaの武井氏に依頼したのは、
無頓着に履いても、綺麗なシルエットの得られるトラウザーでした。

ちょうど、23SSの展示会の際、特に存在感を放つアウターが御座いまして、その素材と付属の質感差が絶妙でしたので、組下という役割も持たせつつのお願いをしました。


ただ、prasthanaにお願いするのに、シンプルなトラウザーをお願いするのも気が乗らず。フラットな気分で履けるのは大事ですが、そこに個性やエゴがなくては面白みもなく。


 
誰が履いても綺麗なシルエットだけど、結果は大衆的な好みはごめんなさいという感じで思っています。大衆的なものなら、より安価でもいいし、別のブランドもあると思うので。

 

気を衒うということでは無くて、そういう個性持ちがC THE Cをご愛顧いただいている皆さんかと思っています。

 

結果、prasthanaの武井氏は独自のディテールやバランスを作り出してくれまして、文句のつけどころがありませんでした。流石です。


商品については、良ければ商品ページをご覧ください。
ここでも、商品説明なんて野暮だと思ってます。
ディテールや仕様、素材やクリエーションのモノづくりは勿論長々と語れるのですが、雰囲気で見てもらいたいなって思います。語れば語るほど、これがファッションではなくモノづくりになるのは勿体無いことなので。

 

最後に。
この手のディテールのパンツは経験のない方が多いかと思います。是非トライしてみてください。個人的な持論ですが、ファッションは失敗も成功も紙一重と思っておりまして、またそこの試行錯誤や加減に旨味がある娯楽と思っています。結果、着用経験の数が多ければ多い程に、なんでも着収めてしまう風格と個性が獲得できると思っています。些細でも、その感覚を共有できる方に選んでいただければ幸いです。

 

では!!

C THE C 
下村